「長寿命化リフォーム」の提案
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本書の位置付けと目的 本書は、平成22年9月発行「長寿命化リフォーム」の提案 ストック時代の新たなビジネスモデル と平成23年11月発行「長寿命化リフォーム」の提案【追補版】 に続く第3弾のテキストです。 当協議会では、既存住宅を社会資産として長期にわたり活用し続けるために行う、ストック時代にふさわしいリフォームを「長寿命化リフォーム」と呼び、調査・研究を行ってきました。前述のテキストは、その概念や進め方を整理してご紹介したものです。 平成23年度に、当協議会では、長寿命化リフォームに資する取り組みに関して、 ① 長寿命化リフォームを進めるうえで特に重要な要素技術 ② 中古住宅流通を含む長寿命化リフォームの事業モデル ③ 地域における長寿命化リフォームの担い手の育成 の視点から、全国の35(注)の団体や事業者について事例調査を実施しました(長寿命化リフォームの要素技術20事例、中古住宅流通を含む長寿命化リフォームの事業モデル10事例、地域における長寿命化リフォームの担い手育成15事例)。 (注)複数にまたがる事例もあるため、合計は一致しません。 本書では、その調査結果を元に、それぞれの視点について解説し、また収集した事例の中からいくつか実践的な事業事例をご紹介します。 後半には、平成24年3月に国土交通省から発表された、平成32年(2020年)までに中古住宅・リフォーム市場を20兆円に倍増させる目標を実現し、住宅市場を新築中心からストック型に転換するための施策を取りまとめた「中古住宅・リフォームトータルプラン」の概要を掲載いたしました。 ぜひ、長寿命化リフォームを進めていくうえで、考え方の整理に加え、具体的な実践方法のヒントとして、本書を役立てていただければ幸いです。 長寿命化リフォームとは 「住宅をきちんと手入れして、長く大切に使う」。そのためには、単なる設備の交換や内装などの改修に留まらず、住宅を長期に使用可能にするようなリフォームが必要です。 このように、既存住宅を社会資産として、長期にわたり愛着を持って活用し続けるために行う、ストック時代にふさわしいリフォームを「長寿命化リフォーム」と呼びます。 長寿命化リフォームで備えるべき要素や住宅性能 長期優良住宅の認定基準の視点や水準は、既存住宅の長寿命化の観点とも合致するものです。 具体的には「劣化対策」「維持管理・更新の容易性」「可変性」、そのうえで住まい手が長い間、安心・安全、快適に住むことができるように「耐震性」「バリアフリー性能」「省エネルギー性能」といった住宅性能が重要になります。「維持保全計画」や「居住環境」なども大切な要素です。 参照 「長寿命化リフォーム」の提案 ストック時代の新たなビジネスモデル p.14~23 参照 「長寿命化リフォーム」の提案 ストック時代の新たなビジネスモデル p.25~37

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