「長寿命化リフォーム」の提案
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第1章 長寿命化リフォームの要素技術 23 (3)住まいの診断レポート 詳細調査が終わったら、1か月かけて「住まいの診断レポート」を作成します。作成後は、住まい手に提出し、1時間30分程度かけて報告します。 このレポートによって家の現状の診断を行い、そのうえで家の治療に対する方針を立てていくことになります。また、治療すなわちリフォーム工事にどの程度の費用がかかるのか、その概算金額も説明することができます。 「住まいの診断レポート」の内容は、次の項目です。 ① 住まいの概要(建物、設備、災害等の概要および履歴、環境家計簿) ② 住まいの詳細調査と診断結果(劣化診断、構造診断、維持管理診断、室内環境診断、バリアフリー(住まいやすさ)診断、防耐火診断) ③ 資料編(建物現況図面、建物現況写真) 4 複合的に住宅性能向上を目指す 住宅医ネットワークでは、全面改修はもちろん部分的な改修であっても、特定の住宅性能だけを向上させるのではなく、耐震性能、省エネルギー性能など、工事にあたって合理的と判断される性能を、複合的に向上させることを目指しています。 実際の施工事例では、ほとんどの住宅で耐震リフォームと省エネ・断熱化リフォームが同時に行われています。また、耐震改修と劣化改修は家全体で考え、バリアフリー改修は1階部分のみ、温熱改修は生活の中心となる居住空間のみとするなど、予算等をふまえた柔軟な対応も行っています。 耐震 省エネ・断熱化

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