「長寿命化リフォーム」の提案
17/82

第1章 長寿命化リフォームの要素技術 13 2 多岐にわたる省エネ・断熱化リフォームの技術・工法 省エネリフォームに関しては、数多くの技術、工法、素材が開発されており、さらに断熱改修だけでなく、自然エネルギーの利用、省エネルギー設備への交換、取付など、多岐にわたります。 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が発行している「既存住宅の省エネ改修ガイドライン」では、断熱・遮熱・気密改修工法に関わる16種類の手法(下表)をはじめ、実践的な現場作業のポイントを含めた情報がわかりやすく示されています。 なお、同書に記載されている断熱材は、グラスウール、押出法ポリスチレンフォーム、吹付断熱工法など、広く用いられているものとなっています。当協議会が実施した事例調査でも、実際の現場ではこのような断熱材が多く使用されていました。 高い断熱性能と薄さを兼ね備えた「真空断熱材」など、リフォームに適した素材も開発、商品化されており、今後普及に向けた改良やコストダウンが期待されます。 なお、断熱改修は、防湿や通気等を含めた正しい設計、施工を行わないと結露などかえって住まいに悪影響を及ぼす可能性があるため、設計者のみならず実際の施工者も含めて、しっかりとした技術を身につける必要があり、高い技術を持った人材の育成やそのための環境整備が大切です。 既存住宅の省エネ改修ガイドライン (一般財団法人建築環境・省エネルギー機構) ① 屋根 屋根外張断熱工法 ② 屋根 屋根遮熱工法 ③ 天井 天井敷込み断熱工法 ④ 天井 小屋裏吹込断熱工法 ⑤ 天井 天井内張断熱工法 ⑥ 天井 小屋裏気流止め工法 ⑦ 外壁 外壁外張断熱工法 ⑧ 外壁 外壁内張断熱工法 ⑨ 床 床下充填断熱工法(無機繊維系断熱材) ⑩ 床 床下充填断熱工法(発泡プラスチック系断熱材) ⑪ 床 床下気流止め工法 ⑫ 基礎 基礎外張断熱工法 ⑬ 開口部 アタッチメント工法 ⑭ 開口部 2重化工法 ⑮ 開口部 カバー工法 ⑯ 開口部 カット工法 「既存住宅の省エネ改修ガイドライン」で取り上げている木造住宅の断熱・遮熱・気密改修の手法

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です