「長寿命化リフォーム」の提案
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第1章 長寿命化リフォームの要素技術 12 要素技術③ 省エネ・断熱化リフォーム 1 窓断熱の認知度は向上、外壁、屋根・天井、床の断熱改修の普及には課題も 住まいの省エネ・断熱化は、エネルギー消費量を抑えるだけでなく、温熱環境を改善することによって住まい手が「快適」かつ「健康」に住み続けることができる、という点で、長寿命化リフォームを推進するうえで重要な要素です。 東日本大震災後の節電要請により世の中全体として省エネルギーに対する関心は高まり、住宅版エコポイントの追い風を受けて、「内窓」の認知度は飛躍的に上がりました。 いっぽう、外壁、屋根・天井、床の断熱化に関しては、工事が大がかりになることが多く、またそもそも住まい手は、冬寒く夏暑くて困っていても、すぐに「断熱工事をしよう」という発想には結びつくわけではないので、それほど普及が進んでいるわけではありません。 件数 ポイント数 新築 43.74% 83.81% 太陽熱利用システムの設置 0.01% 0.00% リフォーム 56.26% 16.19% 窓の断熱改修 55.53% 12.13% 外壁、屋根・天井、床の断熱改修 3.06% 1.49% バリアフリー改修 15.01% 1.91% 太陽熱利用システムの設置 0.00% 0.00% 節水型トイレの設置 4.54% 0.41% 高断熱浴槽の設置 4.16% 0.38% (注)国土交通省発表による平成23年12月までの実績。リフォームでは、1件の申請で複数の内容のリフォームを行った場合の重複を含む。 参照 「長寿命化リフォーム」の提案 ストック時代の新たなビジネスモデル p.30・31 「長寿命化リフォーム」の提案【追補版】 p.9 ■省エネ・断熱化は、住まい手が快適かつ健康に住み続ける住まいにするという点で、長寿命化リフォームを進めるうえで重要な要素です。 ■震災等をきっかけに省エネルギーに対する関心は高まり、窓断熱の認知度は向上しました。いっぽう外壁・屋根・天井・床の断熱改修の普及はそれほど進んでいません。 ■省エネ・断熱化リフォームは、さまざまな動機によるリフォーム等をきっかけとして、そのタイミングで住まい手に省エネ・断熱化の重要性を理解してもらい、耐震化などその他の性能向上リフォームと併せて、複合的に進めていくことが合理的です。 ■グラフやチャートなど「見える化」を図ることも有効です。 Point 住宅エコポイントの実施状況

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