「長寿命化リフォーム」の提案
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第1章 長寿命化リフォームの要素技術 11 3 住まい手の理解を深める努力を 耐震リフォームを進めるには、耐震だけを考えていてもなかなかうまくいきません。 住まいの老朽化、家族構成の変化、新たな住宅の取得など、さまざまな動機によるリフォームをきっかけとして、そのタイミングで住まい手に耐震の重要性を理解してもらい、省エネ・断熱化などその他の性能向上リフォームや耐久性の向上等と併せて、複合的に進めていくことが合理的です。 当協議会が実施した事例調査でも、一戸建ての大規模なリフォームの場合には耐震診断を実施したうえで耐震補強を提案することを標準的に行ったり、実際の耐震補強工事の施工現場(施工中、施工後)を住まい手に見てもらったり、模型等で説明したりするなど、住まい手にわかりやすく理解してもらおうとする工夫が見られました。「耐震+省エネ・断熱化」を一体として積極的に行おうとする取り組みも見られます。 なお、耐震改修の実施にあたっては、精度の高い耐震診断を行い、その結果に基づく適切な耐震計画を立案することが重要となるため、診断および計画に関わる担当者がしっかりとした技術を身につけることが重要です。 さらに、広く普及している工法であっても、品質を担保するために、現場で確実な施工がなされるように徹底する地道な努力も求められます。

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