住宅リフォーム推進協議会

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リフォームで何ができる?

リフォームで、わが家を快適で健康的な場所に。

長年住み慣れた、思い出と愛着のある住まい。
もっと住み続けていきたいけど、古いし、不具合も出てきているし、そろそろ建替えの時期?
いえ、ちょっと待って! 欧米では1つの家を数世代にわたって使う暮らし方が根付いています。
日本の家だって、きちんと手入れをすればまだまだ住み続けることができます。
そのために必要なのは、基本的な住宅性能の維持・向上と定期的なメンテナンス。
模様替えや設備機器の交換も大事ですが、住宅そのものの性能を高めるリフォームで、数世代にわたって安心・快適に暮らせる住まいを目指してみませんか。


耐震リフォーム

最近地震が多いけど、わが家は大丈夫かな…?
万一の地震の備えには、耐震リフォームがおすすめ。
多くの自治体で耐震診断や耐震改修の補助制度等*が用意されています。
*要件は自治体によって異なります
生命や資産が守れ、安心して暮らせます

耐震性能を高める一番のベネフィットは「家族の生命と財産を守れること」、これに尽きます。万一大きな震災に遭っても被害を最小に留め、屋内にいる家族の身の安全を守ってくれます。 築年数が経ったお住まいでも、リフォームによって耐震性能は十分に高められます。


耐震リフォームで壁や柱、基礎などを強化します

地震に不安のある住宅は、適切な補強工事を行い、耐震性能を高めます。一般的な木造住宅は、柱と梁、壁が一体となって地震に耐える構造なので、柱の間に筋かいを入れたり、柱や耐力壁を増やすなどして強化します。
柱や梁、基礎とその上の土台などの結合部は、耐震金物などでしっかりつなぎ合わせます(「緊結」といいます)。柱や梁、基礎などに傷みがあれば、併せて補修や交換も行います。
他に、屋根を軽量な素材に変えたり、減築などによって耐震性能を高める方法もあります。


新耐震基準であっても、1981年から2000年に建てられた住宅については、厳密には現行の基準を満たしていません。2000年以前の建物については、一度耐震診断を受けられることをおすすめします。
耐震診断を無償または低額で受けられる制度が多くの自治体で設けられています。

省エネリフォーム

夏の暑さ、冬の寒さがこたえます。毎月の光熱費も高めだし…。
断熱性能の低い住宅は、省エネリフォームが効果的!
外気の影響を受けにくくなり、屋内の安全・快適性が高まります。
冷暖房機器の使用が減ることで月々の光熱費も下がり、経済的です。
快適性が高まり、健康的な生活が送れます
省エネリフォームによって温熱環境が大きく向上します。室内間の温度差が解消・軽減されるため、日々の暮らしが快適になり、健康的に過ごせます。熱中症やヒートショックによる家庭内での事故の予防にもつながります。また、冬場、窓まわりに付く結露も防いでくれます。
コスト面でのベネフィットも見逃せません。断熱性能によって、年間の冷暖房費は3倍近くも違います(図)。省エネリフォームを行うことで月々の光熱費が安くなりますので、家計にも優しいリフォームといえます。

まずは開口部からの熱ロスを解消しましょう
上の図は、住宅の熱の流入出経路。窓など、開口部からの熱流入出が他の部位と比べて格段に高いことがわかります。ですから、省エネリフォームの特効薬は窓の断熱性能を高めること。断熱サッシへの交換のほか、ガラスだけを断熱ガラスに交換したり、既存の窓はそのまま、新たに内窓をつけるなどの方法もあります。
建物全体の断熱リフォームとしては、屋根や天井・壁・床・基礎などへの断熱材の施工が挙げられます。建物全体の断熱性能が高まるため、室内間の温度差を少なくできます。

冷暖房機器を使用していても、冬場、室内が寒かったり、夏場、なかなか涼しくならないお住まいは、ぜひ省エネリフォームをご検討ください。

バリアフリーリフォーム

このごろ、階段の上り下りがつらくて。夜のトイレへの移動もちょっと不安。
高齢者だけでなく、家族みんなの安全のために、室内全体をバリアフリーにしましょう。
国や多くの自治体で、補助制度等が用意されています。
自宅内での事故のリスクを減らせます

リフォームで屋内をバリアフリー空間にするいちばんのベネフィットは、住まいの安全性が高まること。ご高齢の方のためだけでなく、家族誰もが暮らしやすい空間にするという意識を持ちたいものです。現在は必要なくても、将来必要になった時のことを考え、壁の内側に手すり設置用の下地をつけるなどの配慮も大切です。


段差の解消や手すりの設置工事のほか、レイアウト対応も

バリアフリーの基本は「段差の解消」「手すりの設置」。他に、引き戸を採用する、滑りにくい床にする、通路幅を広げるなどの方法も考えられます。夜間の転倒防止には、廊下や玄関などへの足元灯の設置も効果的。
浴室、洗面、トイレをリフォームする際は、設備機器の交換だけに留めず、室内のバリアフリー化を検討しましょう。特に車いすの利用を想定する場合は、介助スペースの確保や、廊下・開口部の幅の確保など、水まわり全体で検討・リフォームすることが求められます。
また、寝室とトイレを近づけて暮らしやすくするなど、レイアウトの見直しによるバリアフリーもできます。基本的な生活を1階だけで送れるようにするのも一案でしょう。


部屋の移動や階段の上り下りなどに負担を感じるようでしたら、バリアフリーリフォームの検討を。手すりの設置などの工事なら1日〜数日で完了します。実施する工事によっては補助制度なども使えます。
また、古いお住まいには、冬場の廊下やトイレ、浴室が寒くてつらいといった「温度のバリア」も存在します。こうした負担の軽減は、前ページの「省エネリフォーム」が効果的です。

耐久性向上リフォーム

住宅の寿命は30年程度って聞くけど、本当にそんなに短いものなの?
耐久性を維持・向上させる点検やリフォームによって、建物を長く使っていくことができます。
「傷ませない」「傷んでもすぐに補修する」ことを心がけましょう。
住宅の維持にかかるコストを減らせます

耐久性が高まることで、その住宅に安心して長く住み続けられるのはもちろん、大きな補修費用を抑えることができ、維持管理のためのコストを減らせます。
長く使えるため、二世帯住宅にリフォームすることも可能。将来、賃貸にしたり、売却するなど、住まいの利活用方法が広がります。


定期的に点検し、傷んでいる箇所は補修を実施。併せて、耐久性の高い工法や素材への変更を

長く住み続けるためには、「状態を悪くさせないこと」と「傷んだら早期に対処すること」の両者が大切です。
木造住宅は水分や湿気が大敵ですから、雨漏れや配管の漏水を早期に確認できるように天井や床下の点検口を付けたり、小屋裏や床下に湿気がたまらないように換気口を付けたりすることで、耐久性の維持・向上が図れます。また、シロアリによる蟻害を予防するためには、定期的に床下の土壌や木部に防蟻薬剤を塗布します。
住まいに傷みがないかプロの業者に定期的に診てもらうとともに、住まい手自身も日常のお手入れや点検を行うことが大切です。傷んだ箇所が発見されれば、早めに補修や更新を行いましょう。


耐久性維持のためには、雨水の浸入を食い止めることが大切。屋根や壁に傷やひび割れ、塗装の剥がれ等があれば専門家(業者)に診てもらい、補修やリフォームを依頼します。その際は小屋裏や床下についてもチェックしてもらい、構造部の劣化や基礎の状態、蟻害(シロアリの被害)の有無等を確認してもらいましょう。

既存住宅購入+リフォーム

中古住宅を購入したいけど、どんな傷みがあるかわからないなぁ…。
インスペクション(建物状況調査)で建物の劣化状況をチェックすることで品質に関する不安を解消できます。
リフォームによって新築と変わらない性能や空間も手に入れられます。
リーズナブルに住宅を取得でき、安心・快適に暮らせます

既存住宅は建物価格が安めな分、リフォームに費用をかけても新築より割安に取得できることもあります。風合いなど既存住宅ならではの良さを生かしながら、家族のライフスタイルに合った空間へとリフォームするのも楽しいもの。もちろん耐震、省エネ、バリアフリー性能など、必要な住宅性能もリフォームで高められます。


建物調査により、劣化状況を確認。老朽化や性能面の不満・不安点はリフォームで解消

既存住宅を購入する際は構造部のチェックが不可欠です。「インスペクション」と呼ばれる建物の状況を把握する調査を行い、劣化部分があれば必要に応じて補修。その上で、住まい手の希望に合わせた住宅性能の向上や間取りや設備、内装等の変更をリフォームで行うことで、既存住宅でも安心で快適な暮らしを送れる住まいへとリフレッシュできます。
最近では既存住宅を購入し、リフォームで自分たちの暮らし方に合った空間をつくる方も増えています。




2017年11月、既存住宅を安心して購入できる「安心R住宅」制度ができました。物件広告などで「安心R住宅」の標章が付いた既存住宅は、新耐震基準等に適合し、インスペクションが実施され、構造上の不具合や雨漏りのないことが証明されています。
既存住宅に対する「不安・汚い・わからない」といったイメージが払拭されるため、住宅購入希望者が安心・納得して既存住宅を購入できる判断材料となるはずです。


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